「ごんの闘い」    



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最も聞きたくなかった病名・・・涙で過ごした1日

7月2日

PM9:00〜
それでも食べ物がお腹に入って安心したのか、ウトウトしはじめるが息使いは短く激しい・・・先生に家に連れて帰たいというが、もう少し
様子を見ましょうといわれしばらく病院の診察台の上で様子を見守る。その間先生もずっと一緒に見ていてくれた。
そのうちごんが動き出し、きっとオシッコかな、と思い診療所の床に下ろすが立つ事ができない。それでも歩こうとするが足がおぼつかない
状態。先生と相談して、結局家へ連れて帰ることにする。時計を見ると11時近くになっていた。

PM11:00頃
家に連れて帰ると、おぼつかない足取りながらトイレでオシッコをする。しばらくは寝そうな雰囲気だったが先ほどのふらついていた足取り
が嘘のように、凄い勢いで台所の方へ走っていく。ゴハンを食べたがっている。急いでゴハンをあげると相変わらずの勢いであっという間に
食べてしまう。さらに欲しがり興奮しているのでもう少し上げるが同じくあっという間に食べてしまう。その後は部屋を暗くして寝かそうとする
が、今度は部屋の中をクルクル回り出す。たまに我々の顔を見つめるが、また部屋の中を徘徊するがごとく歩き出す。抱いて「ごん、もう
疲れてるから寝ようよ。」と言っても振りほどくようにして、また歩き始める。

7月3日

AM 1:00
日付が変わって1時間、いまだに歩きつづけている。それでも我々が動くとついてきて、どこかに座ったりするとその回りをクルクル、クル
クル歩きつづけている。間違いなくなんらかの脳障害が出ているんだろう・・・ごんも見た目は疲れていて息使いも荒いのだが、それでも
歩くことを停めようとしない・・・ 

AM2:30
歩き続けて3時間以上が過ぎた。ようやく横になりはじめた。時々痙攣のようにピクピクと足を動かすもののひどい発作にはならずに
かすかに寝息を立て始めた。3時頃右側の足をピンと伸ばして痙攣が始るが20秒位で治まる。その後はグッスリ寝てくれた。

6:20頃、軽い発作を起こす。発作が終わると起き出してゴハンを欲しがる。用意してあげると初めて完食せずに残した、その後はまた
寝始めた。

AM8:00
病院から電話、昨夜の状態(ひたすら歩きつづけた件等)を話す。先生から「発作の状況、その後の異常行動を考えて判断すると
99%パグ脳炎である可能性が高いでしょう。」

我々も、もしかしたらとは思っていたが、それでも一番聞きたくない病名だった。 パグ脳炎はいまのところ治療法がなく、はっきりいって
後は死を待つだけの病気である・・・ どうして・・・あんなに元気だったのに・・・病気知らずの子だったのに・・・ どうして、どうして・・・ 
もっと遊んであげれば良かった、もっと一緒にいる時間を増やせば良かった・・・・出てくるのは後悔の念と涙ばかり。
そんなことを知ってか知らずか今日は珍しくごんはずっと寝ている。昨夜歩きつづけていたから疲れたのだろう。そんなごんの寝顔を
見ているとまた、後から後から涙がでてきてしまう。

10時半頃発作が起きる。大きく右足を伸ばしてそのまま30秒くらい。その後はまた寝始める。12:30頃ごんが目を覚まし吠え出したので
サークルから出してあげる。しばらくするとまた、発作が起きる。今度のも30秒くらいで治まった。その後は足元でほとんど寝ていた。
18:00、また発作が起きる。今度も30秒位で治まる。発作が起きる前には前、後ろ足ともに踏ん張りが利かないようになり延びはじめ
顔が震えてそのうちに激しい痙攣になるのだが 、何回か起きそうな寸前に、優しく抱き上げで「大丈夫、大丈夫。」と言っていたら
治まってくれた。夜は11時くらいになるとウトウトし始めたので以前のように「ごん、ベッドで寝よう。」といって抱いて連れていくと珍しく
自分からベッドに入っていった。その後は朝まで発作もなく寝ていたようだ。

悲観的になっている我々にBBSやメールで多くの励ましを頂いた。 そうだ、我々が悲しくしていたらごんにだって良くない。
たとえ1%でも助かる可能性があるのなら、ごんと一緒に頑張っていくんだ。望みを捨てたら何もない。
また一緒に走れる日を、遊べる日を、お出かけできる事を信じて、 望みを持って頑張るんだ。  そう、奇跡を信じて・・・・・



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